▶目撃!超逆転スクープ 世紀の誘拐事件&奇跡の生還SP

世界・日本で起きた衝撃の大事件、大事故、感動の物語…実際にあった、まさかの大逆転ストーリーを描くシリーズ特番『目撃!超逆転スクープ 世紀の誘拐事件&奇跡の生還SP』にて、プロジェクションマッピングによる映像演出を担当しました。


◆プロジェクションマッピング・演出の概要
業務範囲:投影設計、映像演出企画・制作、マッピング調整

スタジオ収録時にプロジェクションマッピングを使って、事件の再現シーンや、謎を解き明かすストーリー映像の投影を行いました。

出演者の前に、高さ約2.7m×横約3.6m の壁を2面立てて、部屋に見立てた空間を配置。正面からは、約5.3mの広がりがある間口が見えています。壁面ごとに1台ずつ計2台、床面に1台のプロジェクターで、迫力ある実寸大の映像を映し出しました。

事件が目の前で起こっていく様子が再現され、出演者と視聴者が推理していく展開となっています。事件の真相が明らかになっていく瞬間を体感できる、新感覚のテレビ番組として注目を浴びました。

◆テレビ番組でプロジェクションマッピングを使う効果
CG演出を用いた構成のスタジオセットの場合、通常はブルーバックで撮影、編集によって合成することになりますが、プロジェクションマッピング演出の場合には、撮影の段階からセットに組み込むことができます。出演者は事件の目撃者になったかのように感じるため、ありのままの反応を撮影することができ、真に迫った雰囲気が視聴者へ伝わります。

また、撮影カメラのアングルが出演者のビューポイントから動いても、映像が映らない場所がないよう、自社で開発したシミュレーションソフトを使って細かく投影設計しました。カメラアングルの自由度を確保した上で、CG合成では出せない、空間的な視点で全体を構築しています。これまでにない、臨場感あふれるテレビ番組になるよう心がけて制作しました。

 ↑プロジェクションマッピング専用のシミュレーションソフト

↑プロジェクションマッピング専用のシミュレーションソフト

◆セットデザインに合わせたコンテンツの工夫
コンテンツは、出演者の位置を撮影ポイントとして次の2点を計算しました。

まずは、面ごとにプロジェクターで投影しているため、壁2面と床面がひとつの空間として成立するように、そして、壁面に出す映像は斜めから見る壁に映しているため、正像になるように歪みをつけています。

空間の中で使用する映像を扱ってきた経験とノウハウを活かして、「セット・出演者・撮影位置・視聴者にどのように見えるのか」を事前に想定してコンテンツを制作しました。

《番組情報》
番組名:土曜プレミアム『目撃!超逆転スクープ 世紀の誘拐事件&奇跡の生還SP』
放送局:フジテレビ
放送日:2018年5月5日(土)21:00~23:10 放送
出演者:矢部 浩之 / 出川 哲朗 / 小島 瑠璃子