▶日本精工株式会社 榛名工場ショールーム

国内トップシェアを誇るベアリングメーカーである、日本精工株式会社の榛名工場ショールームに、弊社が手がけたプロジェクションマッピング演出が常設で導入されました。

◆プロジェクションマッピング・演出の概要
ベアリング(軸受)とは、自動車などのあらゆる機械に組み込まれ、機械の高機能化、省エネなどに必要不可欠な部品のこと。日本精工株式会社は、日本で初めてベアリングの生産をして以来、様々な産業の発展に貢献しています。

この度、群馬県榛名工場 一部建屋の新築(3号棟の竣工)にともない、ショールームが併設されました。その中で、プロジェクションマッピングを用いた製品の展示スペースを担当いたしました。

順路の最後に位置する壁面に、実物のベアリングを点在させ、中央にトランスミッション(変速機)をかたどった造作を設置し、製品の情報を視覚化した映像を投影しています。

◆映像コンテンツの内容
インターバルと本編の2種類制作しました。来場者が他の展示を見ている間は、それを遮ることなく期待感を高めるインターバル映像が流れ、壁面に隠されたスイッチを押すと本編が開始します。

ベアリングの働きを解説するために、映像を3つの視点に分けて制作しました。下部には自動車の3Dモデルが走っており、左上には、変速によってそれぞれの部品がどのように動くのかグラフを交えて表現し、右上にはメーターで速度と回転数が表示され、それぞれの関係性をひとつの画面で構成しました。

ベアリングがトランスミッションの中で機能していく、普段は見ることができない様子がプロジェクマッピングによって展開されています。壁と造作の中に設置されたベアリングが動き出すような仕掛けが施され、映像とリンクした体感型の演出で、製品の情報を伝える工夫をしました。


◆製品の魅力を伝えるプロジェクションマッピング
外部の方だけではなく、社員全員にとっても価値がある場所になり、社内外のブランディングに寄与できるショールームにしたいとご依頼を受けました。

製品知識の有無に関わらず、理解を深められ、より好感を持ってもらえるように、仕組みや性能を五感で体験することができる演出を目指しました。

約50個の部品が、10段階の変速段ごとに個別の異なる動きをするという、数値だけではイメージできない複雑な構造を、3DCGとしてアニメーションさせることで、分かりやすい形に変換しました。演出性の高さだけではなく、工業製品の展示では特に重要な「仕様を正確に表現すること」に力を入れました。


◆プロジェクションマッピング専用のシステムを使った設計
独自開発したシミュレーションシステムにより、プロジェクターの設置位置を設計しました。迫力を感じられる演出とするため、来場者が近い距離で見ても影ができないよう、短い距離で映せるレンズを選定しています。また、既存の照明装置に干渉しないよう内装に合わせてバランスを取りました。


◆機材情報
プロジェクターは、レーザー光源を採用しているため、長期間に渡り輝度が保たれ、メンテナンスの負担が少なくなるよう選定しました。
プロジェクター:NP-PA803ULJL(NEC)
サイネージプレイヤー:XD1034(BrightSign)
スピーカー:DS16S(BOSE)


《施設概要》
施設名:日本精工株式会社 榛名工場ショールーム
所在地:〒370-3344 群馬県高崎市中里見町941-2
日本精工株式会社ウェブサイト:http://www.nsk.com/jp/
※一般公開はしておりません。ご了承ください。